二度と、味わいたくない空気感☁
なんでいま、こんなことを思い出したんだろう。
そう、3.11が起こる1ヶ月ほど前から、とくに朝、感じることが多かった。
いつになく、空気が重い。
天と地が近くて、空間がひしゃげたようにせまく感じた。
せまい空間の空気が、光化学スモッグになっているような感じ。
とにかく、息がしにくい感じだったから、空気を汚したくなかった。
空気が汚れるから、車に乗るのもいやだった。
だから、できるだけ乗らないようにした。
走っている車を見ると、空気を汚すのはやめてと本気で思った。
自分も含めて、空気を汚してるのは大人だと思った。
子どもはなんも罪もない。クリーンな存在だとも思った。
そんな日々を過ごした3月11日。
津波は起こった。
次の日から、いままで感じていたあの重苦しい空気感が消えていた。
もう二度と、味わいたくない空気感だった。